ニュースリリース

NEWS RELEASE

2005年3月31日(木) 共催事業

若狭路文化研究会と共同して「若狭路の祭りと芸能」を発刊しました

若狭路文化研究会の平成16年度の企画事業として、当財団が共同して取り組んできた「若狭路の祭りと芸能(錦耕三遺稿集第1巻)」が平成17年3月に発刊されました
錦さんは、国学院大学卒業後、朝日新聞社に入社。
同社福井通信局長時代に若狭の民俗調査を行い、詳細な記録を残しました。
特に、旧三方郡を中心とした若狭地方での春の祭礼に行われる「王の舞」の詳細な舞踊譜を始めとする貴重な記録や調査研究に関する未発表の原稿を残したまま、昭和36年(1961年)享年53歳で亡くなりました。
これらの遺稿は、美浜町在住の民俗学者小林一男氏が保管していましたが、その後「王の舞の民俗学的研究」の著者である橋本裕之氏(千葉大学助教授)に託され、整理が進められてきました。
今回の出版は、橋本裕之氏の解説・監修のもとに製本されてたものです。
図書は、全2巻3冊となりますが、今回は第1巻を発刊し、第2巻は平成18年3月刊行の予定となります。