ニュースリリース

NEWS RELEASE

2006年3月31日(金) 共催事業

若狭路文化研究会と共同して「若狭路の暮らしと民俗」を発刊しました

若狭路文化研究会と当財団が共同して取り組んできた錦耕三遺稿集II「若狭路の暮らしと民俗」が平成18年3月に発刊されました
この図書は、昨年発刊された「若狭路の祭りと芸能」(遺稿集I)の続編で、錦耕三遺稿集全2巻がここに完結したことになります。
今回の遺稿集IIは、有名な「宇波西神社の春祭り」を始め、「村の暮らしと民俗」、美浜町新庄の民族誌である「若狭新庄民俗採訪録」の3部構成でまとめられています。
新聞記者であり、民俗学者でもあった錦耕三さんが、昭和20年、戦中から戦後10数年にわたり、旧三方郡を中心とした若狭地方の伝統芸能を始め、祭りや各種民俗の調査、探訪を続け、収録した貴重で、膨大な資料が、ここに監修され、編纂されたものです。
完結までには、紆余曲折がありましたが、郷土の民俗研究者・小林一男氏の宿願ともいえる協力、千葉大学橋本裕之教授らの解説・編集により、民俗文化の貴重な文献となりました。