2008年6月4日(水) 顕彰事業
若手ピアニスト大谷研人さんに特別奨励金支給を決定しました
福井県出身で将来有望な新人芸術家を育成するための当財団「特別奨励金支給制度」の対象者として、平成20年6月4日に開催した理事会で、福井市出身の大谷研人さん(17歳)が選ばれました。
大谷さんは、5歳でピアノを始め、8歳で国内で最大のコンクール「ピティナ・ピアノコンペシション」で金賞を受賞されました。
平成14年にベルリン市立の音楽学校に入学、平成16年以降はハンガリーのリスト音楽学院に留学中です。
同音楽学院ピアノ科のジュルジ・ナードル主任教授からは、「技術的にまた音楽的にも優れた才能を持ち合わせており、その豊かな感性と表現力は他に類を見ない演奏家である」と推薦状が寄せられています。
今年4月にイタリアで開催された「バレッタ青少年国際音楽コンクール」のピアノ部門で1位に輝きました。
7月10日、当財団で河島理事長から特別奨励金支給通知書を渡しました。
この支援制度の3人目の対象者となった大谷研人さんは、「財団奨励金支給制度に選ばれ、大変嬉しいです。留学中はコンクールに参加するなど多くの経験を積んで、帰国後は、福井の皆さんのお役に立ちたいと思います」と話されました。