ヨーロッパを中心に幅広く演奏活動を続けている若手・ピアニスト今川裕代さんのコンサートが、平成14年6月7日に高浜町文化会館にて開催されました。（当財団協賛）
クラシックの名曲6曲が演奏され、約500人の聴衆は、叙情性に満ちた優雅な旋律に酔いしれました。

今川さんは、当財団の特別奨励金支給制度の受給者として、オーストリアの国立音楽大学を卒業、欧州の数々のコンクールに受賞歴を誇る国際的ピアニストに成長。
今回のコンサートは、今川さんの一時帰国を機会に、同町内の女性コーラスグループ「グラッセス高浜」が企画したもので、高浜町文化協会共催のもとに開催されました。
コンサートでは、モーツァルト「ピアノソナタ第17番ハ長調K545」、ショパン「ノクターン変ホ長調作品9−2」など、広く親しまれている名曲が披露されました。
曲の合間ごとに、演奏曲の時代背景や小浜で過ごした子ども時代のエピソードなどが語られ、鍵盤に技のすべてを吹き込む熱のこもった演奏と、時には繊細な音色の調べに大きな拍手が送られました。