講　師：斉田　季実治氏（気象予報士、防災士、危機管理士（自然災害）
演　題：異常気象から見を守る　〜天気に何が起こっているのか〜
参加者：約２５０名
主　催：福井県連合婦人会
共　催：公益財団法人　げんでんふれあい福井財団
講師の斉田さんは、報道記者の時に、自然災害の現場を取材する中で、被害を伝えるだけでなく未然に防ぎたいとの想いから気象の専門家の道に進まれたそうです。
最近ではＮＨＫの朝ドラ「おかえりモネ」に出演され、気象考証を務められるなど多方面で活躍されています。
講演では、「今年の北陸地方の梅雨明けが統計のある昭和２６年以降最も早かったこと」、「最近はテレビやＳＮＳで気象情報を得る方が多いが、災害時にはラジオが有効であること」、「天気予報や警報の見方を踏まえつつ、それをいかに実際の命を守る行動に結びつけるかが大事であり、その判断基準を普段から身に着けるために必要な情報を活用すること」などについて、お話しいただきました。
また、気象キャスターとして、「最新の情報を単に伝えるだけでなく、いかに行動してもらうためにどう伝えるかが重要であること」、「日常生活に影響を及ぼす太陽活動の変化など宇宙天気も伝えることが将来必要になること」などについてもお話しいただきました。
身近に異常気象が多く起きている興味深いお話と、人気キャスターの柔らかく甘い語りに、会場は皆酔いしれて聞き入っていました。