世界のプリマドンナとして活躍する林康子さんと敦賀市出身で、今や日本を代表するオペラ歌手吉田浩之さんが共演するコンサート（県文化振興事業団主催、当財団協賛）が、平成17年10月27日、福井市のハーモニーホールふくいで開催されました。
コンサートは、前半は日本歌曲を中心に、後半はオペラの名曲を独唱。
最後に2人が共演する形で進められ、2人の素晴らしい美声に、会場に集まった約400人のファンは魅了されました。
開幕、割れんばかりの拍手に迎えられた林さんは、村上尊志さんのピアノ伴奏で、山田耕筰作曲の「からたちの花」など6曲をたかだかと独唱。
吉田さんは、名曲「荒城の月」「宵待草」などを伸びやかに歌い上げ、絶賛の拍手が会場を包みました。
後段のステージでは、林さんは、プッチーニ作「トスカ」などからの名場面を歌い上げ、存在感あふれる熱唱が続きました。
また、吉田さんは、オペラ「椿姫」からなど情熱的な歌声を響かせ、最後に、プッチーニ作「ラ・ボエーム」から、2人が腕を組んで出かける息の合った共演で、愛の二重奏を披露し、フィナーレを飾りました。