主催
第10回狂言を楽しむ会を開催しました
開催期間 2007年11月20日
当財団では、日本伝統の古典芸能の良さを多くの方々に味わってもらおうと、茂山千作師一門をお招きし、「狂言を楽しむ会」を、平成19年11月20日に敦賀市プラザ萬象で開催しました。
当日、昼の部は、敦賀市内の中学生(気比、粟野、気比高付属中)約500名が体験学習の一環として、大蔵流茂山一門による狂言を鑑賞しました。
公演に先立ち、若手の狂言師・茂山宗彦さんから狂言の舞台構成をはじめ、小道具の使い方、上演目をわかりやすく解説がされた後、「柿山伏」と「附子」の2曲が演じられました。
鑑賞した中学生達は、狂言を初めて見る生徒がほとんどで、狂言師の滑稽なしぐさで連続する喜劇に、大きな拍手を送っていました。
夜は、一般の部で、会場に約350人のファンが集まり、狂言師・茂山童司さんから狂言の歴史や狂言が喜劇として庶民生活の中で親しまれ続けてきた由来などを聞いた後、「二人袴」「魚説経」「長光」の3曲が演ぜられました。
今回の講演で、平成19年度に文化勲章を受章された茂山千作師は「魚説経」に出演を予定していましたが、ケガのため出演できなくなり、代わって茂山七五三さんが務めました。
観客からは、奥の深い芸とコミカルな演出に笑いと大きな拍手が送られていました。
開催場所
敦賀市 プラザ萬象能楽堂