主催
狂言を楽しむ会を開催しました
開催期間 2005年11月4日
当財団では、「第20回国民文化祭・ふくい2005」の協賛事業として、今年で8回目となる「狂言を楽しむ会」を平成17年11月4日、敦賀市・プラザ萬象で開催しました。
昼の部では、敦賀市の中学生(粟野、角鹿、西浦、東浦中の4校)330名が古典芸能の体験学習として狂言を鑑賞しました。
上演曲目は、「柿山伏」と小学校教科書にも登場する有名な「附子」の2曲が演ぜられました。
参加した中学生は、生の狂言に接し、「初めは、難しいと思ったが、つい笑いたくなる喜劇に感銘しました。」と、狂言の魅力を味わっていました。
夜の部では、会場に約400人の観衆が集まり、狂言師・松本薫さんから、狂言の歴史などの解説が行なわれたあと、「蝸牛」「寝音曲」「鎌腹」の3曲が演ぜられました。
「寝音曲」では、人間国宝の茂山千作師が太郎冠者役で登場し、上手な謡を謡うのに、酒や漆枕で寝たままでないと声が出ないなどと主人と太郎冠者との主従関係をコメディカルな様子などで演出し、千作師の円熟した演技に大きな拍手が送られていました。
開催場所
敦賀市 プラザ萬象