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協賛

若狭路文化研究会第5回フォーラムが開催されました(当財団協賛)

開催期間 2011年10月15日

敦賀高等学校などで教壇に立ちながら、郷土の近世史の研究・調査を続け、多くの研究論文を残された故岡田孝雄氏の遺稿集が、若狭路文化研究会の企画より、「近世若狭湾の海村と地域社会」として刊行されたのを記念してのフォーラムが、平成23年10月15日敦賀短期大学で開催されました。
最初に主催者を代表して、金田久璋同会会長が、「嶺南地方に伝承されてきた貴重な民俗文化の衰退が著しいことに県教育委員会が危機感を持ち、当会はその受け皿として12年前に発足した」「当会の初代副会長岡田先生の偉大な業績を顕彰し後世に繋げることができれば本望」と挨拶しました。
続いて藤井譲治氏(京都大学教授)が、記念講演で、「私が若狭高校2年生のとき藤井先生から世界史を教わった。”歴史を熱く語る先生、話す歴史家” 理科系から文化系に志望変更するきっかけになった」と、業績やエピソードを交えて話をされました。
続いて、多仁照廣氏(敦賀短期大学教授)の進行で、東幸代氏(滋賀県立大学准教授)、本川幹男氏(元福井県史調査執筆委員)、薮本金一氏(若狭高等学校校長)、外岡慎一郎氏(敦賀短期大学教授)ら4人のパネリストによるシンポジウムが行われました。
岡田氏の研究手法や業績をたどりながら、歴史民俗の宝庫と言われつつどんどん失われていく若狭地方の歴史について活発な議論がかわされました。

開催場所

敦賀短期大学