第1回(平成11年度)の選考結果と受賞者の経歴
げんでんふるさと文化賞
げんでんふるさと文化賞とは、福井県の地域文化の普及・発展に永年に渡り尽力し、顕著な功績を収められた人への功労に対し贈呈しています。
土肥英二郎【歌人】 (三国町つつじヶ丘町)
昭和13年より教員、同54年坂井中校長で退任。教員時代から歌人として「百日紅」の創刊に参画、優れた作品を発表。県内の多くの短歌会を育成指導。また地域文化運動に尽力し、現在三国町文協会長。短歌を通じ地域文化の向上に貢献。
渡部 智 (清水町笹谷)
昭和42年県窯業試験場長、同46年初代県陶芸館長。越前焼の振興・育成に寄与。越前陶芸村づくりに参画、永年にわたり陶芸、茶道文化の育成指導に尽力。また平成元年より10年間清水町文協会長を務め、ふるさと文化の振興に大きく貢献。
田嶋三男 (坂井町大味)
昭和22年より教員、62年金津小校長で退任。茶道の指導者としても活躍。36年県教委勤務、5年間文協事務局長として院展の開催など画期的な役割を果たす。地元坂井町文協の設立に尽力、現在、県文協事務局長。永年にわたり茶道、文化運動に貢献。
げんでん芸術新人賞
げんでん芸術新人賞は、新人芸術家として将来を多いに期待される芸術活動を行う人に対し贈呈しています。
花柳輔千里【日本舞踊】 (福井市安原町)
本名・中谷千里、福井商業高校卒。小学生時代から花柳里之輔師に入門、昭和57年より児童、愛好家に日本舞踊を指導、自らは平成5年に清元「流星」、同8年に長唄「まかしょ」などを上演。快活で優れた演技、指導力に今後大いに期待される。
高木美祐貴 (金津町春宮2丁目)
丸岡高校卒。昭和50年、フクイバレエ団研究所入門。幼少よりバレエを習得、同60年同団教師。平成6年創作バレエ「九十九の虹」でお市役を演じる。同7年同団研究所長。子弟の全国コンクール上位入賞に導く。洋舞の育成、発展に期待される。