第4回(平成14年度)の選考結果と受賞者の経歴
げんでんふるさと文化賞
げんでんふるさと文化賞とは、福井県の地域文化の普及・発展に永年に渡り尽力し、顕著な功績を収められた人への功労に対し贈呈しています。
窪田 智(窪田瑞穂)【書道、文化運動】 (鯖江市)
昭和25年書家小坂奇石先生に師事、同31年に日展初入選。同38年鯖江市書道連盟を設立し、初代会長(12年間務める)。約50年間の書道の研鑚と後進の指導に当り、書道文化の向上発展に大きく貢献。文化運動では、昭和34年鯖江市文化協議会の設立に参画し、理事。同46年より5年間同協議会委員長。平成9年より現在まで同会委員長に再任され、同市文化協議会の育成、充実発展に寄与した。
北野 一子(茶:宗旺、華:耀雪)【茶・華道】 (三国町)
茶道遠州流、華道池の坊の教授として町内の公民館において40数年にわたり子弟の育成指導に当られ、また、三国町文化協議会の常任ン理事として30数年間茶華道部門の推進力となって地域文化の振興に尽力。昭和63年三国町文化協議会より功労賞を受け、平成10年三国町より教育文化功労賞に選ばれ、地域の文化指導者として高く評価され、その人望も極めて厚い。
金田 久璋【民俗文化】 (美浜町)
昭和40年頃から民俗学に取り組み、同50年福井民俗の会、同53年日本民俗学会に入会。本県の無形民俗文化財の調査、研究を進め、同50年より平成11年まで県文化財保護指導委員、同62年から4期国立歴史姻族資料調査委員を務め、国・県内の民俗資料調査、伝承、啓発運動に多大の功績を残す。平成10年には「森の神々と民俗」同14年には「稲魂と宮の期限」を自著発行。「祭礼行事、福井県」などの共著も多く、本県民俗文化の普及に大きく貢献。平成2年より県詩人懇話会福代表、平成10年度より県文化財保護審議会委員、美浜町史編纂委員長、若狭路文化研究会会長など努め、現在に至る。
げんでん芸術新人賞
げんでん芸術新人賞は、新人芸術家として将来を多いに期待される芸術活動を行う人に対し贈呈しています。
浅井 裕規【器 楽】 (福井市)
金津高校(4年)、前任の武生高校(12年)両校の吹奏楽部の指導者として、北陸・中部吹奏楽コンクールなどに県代表として出場。数々の有鬚運亜成績を上げ、卓越した指導力を発揮。また、指導者個人としても、平成2年日本吹奏楽指導者協会優秀指導者小(JBA賞)、平成5,6,10年福井県吹奏楽連盟、同9年北陸吹奏楽連盟、中部日本吹奏楽連盟奨励賞を受賞。また地域社会に根ざした音楽活動にも精力的に携わり、県吹奏楽連盟の特別会員及び常任理事として音楽界の振興に寄与している。
藤間 勢三朋(本名:品川 利恵)【日本舞踊】 (福井市)
4歳の時から日本舞踊の門弟となり、17歳で名取となる。昭和62年教授の資格を取得・平成12年から生涯学習の一貫として丸岡町で子弟の育成・指導にも力を注いでいる。公演活動では、県内外の公演会に積極手持資金払出に似出演し、愛媛県での国民文化祭や北陸3県の流派を越えた舞踊会などに出演し、芸を磨き、立役、女形ともにこなせる技量を身につけ、将来一層の活躍が期待される。